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【★安心の定価販売★】 女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B 和書

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【★安心の定価販売★】 女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B 和書

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_画像1 女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_画像2 女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款 閉じる

不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_「懸其所仕之車置諸廟」漢詩文の落款 閉じる

「懸其所仕之車置諸廟」漢詩文の落款

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_仙台藩医・木村寿禎の落款 閉じる

仙台藩医・木村寿禎の落款

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_断層画像写真 閉じる

断層画像写真

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_右が紫の上、左が女三の宮の模型 閉じる

右が紫の上、左が女三の宮の模型

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_女三の宮の降嫁、復元模型 閉じる

女三の宮の降嫁、復元模型

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_左が冷泉天皇、右が源氏の君の模型 閉じる

左が冷泉天皇、右が源氏の君の模型

女三の宮(源氏の君の正室)のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・Ⅱ-79B_左が柏木、右が夕霧(国宝・源氏物語絵巻) 閉じる

左が柏木、右が夕霧(国宝・源氏物語絵巻)

令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。註解名蹟碑帖大成 上巻。

京都の公卿・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「若菜(わかな)下」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。三重軒主人/鈴木敏雄編著「生川正香関連書3冊一括」伊勢素封家駒田家/駒田義三郎旧蔵書 三重県津市郷土史料。


自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。居酒屋の娘 西村天囚。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。永正主照黙『真宗宝璽伝』承応3年後跋 光徳坊日新舎所蔵 江戸時代和本 木活字本 浄土真宗 仏教書 仏書。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。『袖珍百人一首 全』天保15年 柏原屋義兵衛刊 江戸時代和本 小倉百人一首。現在の今上天皇と系譜がつながっている。頓陳漢斑馬述 香夢亭主人編 尾形月耕画『月雪花恋路の踏分』(全3冊揃)明治16-17年 春陽堂/和田篤太郎 明治時代和本(和装活字本)。

 関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。政教小説 蒙里西物語 カロー著 大石高徳編訳。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。姿なき飛行機 安田尚史。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。写本『忠臣規矩準縄録』(全二十四巻・三冊揃)江戸時代和本(写本)忠臣規矩順従録 忠臣蔵資料。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。東海仏教 1~56号(平23) 欠有り 44冊。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。武者小路実篤自画賛幅 「木蓮」 武者小路実篤。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。徳力富吉郎オリジナル木版画全6枚揃『創作版画 秋の京都』昭和17年 内田美術書肆刊 彩色木版画。(資料の記録は下記に掲示)

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。中川一政画集 1976 限定45部 中川一政。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。俳書/写本/「春の日・炭俵・荒野集・猿蓑集・続猿蓑集」/江戸後期頃筆写?/筆写人不明/5冊。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。測量精密 尾張国参河国新図 訂正版 小田切春江編輯。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。幕府領(会津藩預所)佐倉村古文書●寛政2年(1790) 公事方留書 全 100+3件 42丁 大沼郡佐倉村 現在の福島県昭和村 231113。また、各巻ごとの書かれた年については不明。高野栄明編『荘内漫遊案内』大正8年 日向書店刊(山形県鶴岡町)山形県鶴岡市郷土史料 大正時代の庄内地方案内書(商店広告多数入)。従って、応永五年とは、書き始めの年である。『靖献遺言 8巻3冊揃』/風月荘左衛門/Y10843/fs*24_2/41-04-1A。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。石田元季短冊 あたたかく 石田元季。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。写本 御直命演説 慶應2年 真宗大谷派 仏教 江戸時代 検)仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古書和書古本古文書 NR。


 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。「和讃略註」/慧空?/正徳2年/丁子屋九郎右衛門・雁金屋勝兵衛発行。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門」を称する。「直徃 孝感冥祥録」上下/伝阿欽誌/享保19年/澤田吉左衛門発行。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。c▼▼ 江戸期 和本 増補校正 梅花心易掌小指南 合本全5巻 3冊揃い 安政2年 古書 古文書 占い / L3。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。名取草雙蝶々 上★嘉永4年1851年★松林堂梓(520)。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。染色実例集 染色工程標本 赤澤鉞太郎。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。岩雲花香著 市岡和雄跋『花鏡歌集』嘉永4年序 慶雲堂刊(尾張)江戸時代和本 阿波国生の国学者の歌集 徳島県郷土史料。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。写本 御政法秘録 完。


 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。六百回御遠忌 親鸞聖人十徳伝 全2冊 謙中述。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。小宮山綏介編『江戸舊事考』(全7巻7冊揃)明治24-25年 江戸会事務所/青山堂 明治時代和本(和装活字本)徳川時代-徳川幕府総論 江戸旧事考。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。帆足万里『井楼纂聞』(全四巻四冊揃)天保12年序 柳河立花家に伝わる藩租・戸次道雪の事績「梅岳公遺事」漢文訳 江戸時代和本。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。佐藤春夫詩幅 冬の湖 佐藤春夫。

 出品した「源氏物語」は「若菜(わかな)下」の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。丹青一班 全5巻 古書。若菜・下の巻名は朱雀院(前朱雀天皇)の五十の御賀があり、源氏の君はその賀宴を「このたび足りたまはん年、若菜など調(てう)じてや」に因む。木村茂銅版画集 花のメルヘン1 木村茂銅版画・秋原秀夫詩。柏木は朱雀院(前朱雀天皇)皇女で源氏の君の正室に降嫁した女三の宮へのかなえられない恋に煩悶する。八島五岳『百家琦行伝』(全5冊揃)弘化3年 銭屋惣四郎他刊 江戸時代和本 絵入本 変人奇人伝 三井親和、森島中良ら。四年の歳月が経過。夢二画集 夏の巻 竹久夢二。冷泉天皇は在位十八年にして東宮に譲位し今上天皇として即位した。24-2-20『 縮図再鐫 仏法双六 (図再鐫佛法雙六)』明治24年再版。翌年、朱雀院(前朱雀天皇)と女三の宮との対面を企画し五十の賀宴が催されることになった。城外 (芥川賞) 小田嶽夫。源氏の君は六条院の女たちによる「女楽」による演奏の宴を開いた。長谷川伸旧蔵書 鹿児島県編緝『丁丑乱概』(全2冊揃)明治12年 鹿児島県蔵版 西郷隆盛 西南戦争 明治時代和本。柏木は、女三の宮の姉・女二の宮を正室に迎えたが、女三の宮への未練を断ち切れずにいる。フクチャンブック 第四輯 野球の巻 (児童書 絵本 漫画本) 横山隆一画。葵祭りの前日、柏木は源氏の君の不在時に小侍従の手引きにより女三の宮と逢瀬をした。1883年 古文眞寶校本 : 訂正標記/ [黄堅編] ; 平山政涜訂正標記 前集・上中下 後集・上下 揃? 古文真宝校本 宋 黄堅 ②E 古書。夏のある日、源氏の君は女三の宮の体調不良の原因がご懐妊と知り、不審を抱いた源氏の君が柏木から女三の宮あての手紙から柏木と女三の宮の密事が発覚する。大槻文彦著 伊達宗基題辞『佐藤素拙伝』明治45年 佐藤喜六刊 明治時代和本(和装活字本)伊達家に仕えた陸奥仙台藩士 宮城県郷土史料。(女三の宮の子がのちの薫の君)源氏の君、41歳から47歳までを描いている。啓蒙手習の文 上・下巻 福沢諭吉編 古文書。


自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」と娘・幾千姫(玉映)の落款(印譜)


自筆上部の「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。w076 明治新選 番匠秘事雛形 上下 全2冊揃 村井 静馬 明治20年■和本 古文書 建築 大工 図案 虹梁 欄間 懸魚 蟇股。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。「挫日蓮」/寛延4年序文/発行所不明。)

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」若菜(わかな)下の巻》
「若菜・下」の巻は英文で「New Herbs Part Two」と表記されます。詩聖 創刊号 西條八十他。
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という。おあん物語 おきく物語 山田去暦女。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕(退官)するという「白氏文集」の漢詩文に由来している。水茎磐樟編 富岡鉄斎題字『山陵一覧表』明治9年 村上勘兵衛刊 神職/有職故実家が編んだ天皇陵一覧書 明治時代和本(銅版本)平安神宮。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。花月集 (俳書) 豊屋(石田)素陽編。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠(かふふり)を懸(か)けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。【希少】資料第8集 安東産業経済概観 安東商工公会 康徳9年(昭和17年)発行 満州/安東省/歴史/資料【ac03k】。》

「額縁入自筆原本」



(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。婚礼推?記(こんれいすいとうき)。)

「自筆原本」

自筆下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子(よりこ)と娘の幾千姫(玉映)の落款。k◇6 江戸期 叢桂亭医事小言 叢桂亭蔵方供全7巻 8冊揃  原南陽口授 水戸須原屋ほか 嘉永7年再刻 和本 医書 漢方 /A02。

自筆上部のタテ長の印は、「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて
諸(これ)を廟(城門)に置く)」という漢詩文の落款。國民生活と宗教 明治発行。
反対側の印は仙台藩医・木村寿禎の落款


《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。岡田正訳『地球儀使用詳解 全』明治9年 岡田正蔵版 明治時代和本 彩色木版画「地球儀之図」「地球全図」「地平線之図」入。》

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・幾千姫(玉映)の落款(印譜)


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。清水卯三郎訳述『西洋烟火之法』明治14年 瑞穂屋蔵版 ヨーロッパ花火論 花火技術書。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。明治改正 名古屋新図 (内題は名古屋明細全図) B 佐藤政治郎著刊。


《「源氏物語」若菜(わかな)下の巻》
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という若菜・下の原文中に引用されている漢詩の落款が押捺されている。鑑定備考 日本陶器全書/支那陶器全書。》

《まゐるかたに、》・・・・めもみやらす。佐藤利信編『新撰詩文登階』(全二巻二冊揃)明治15年刊 明治時代和本 絵入本(銅版画本)漢語辞典・漢詩文例文集 銅版本 銅版刷。「いて、さりとも、それにはあらし。☆E0326和本江戸寛政7年(1795)跋書道「筆意断」全上中下合1冊揃い/米沢/源周義/古書古文書/木版摺り。
いといみしく。公武懐中鑑 江戸後期刊。さる事はありなむや。J24021700〇貴重書 広瀬臺山 自筆写本 字学津梁 寛政10年戊午(1798年) 48歳 最終丁に自ら書写由来を記載 江戸時代中期後期の文人画家。かくし給ひてむ」と、思ひなす。育英新編 上下/続 育英新編 甲乙 4冊一括。
宮は、何心もなく、また大殿篭れり。柳原白蓮短冊 もゝとせ… 柳原白蓮。「あな、いはけな。長谷川伸旧蔵書 錦石秋編『塩原繁昌記』明治19年 君嶋玄一刊 明治時代和本 塩原温泉ほか。
かゝる物を散らし給ひて。随意説教 岸上恢嶺 明治9年 浄土宗仏教浄土真宗 法然 仏教仏陀 曹洞宗 検) 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。われならぬ人も、みつけたらましかは」とおほすも、
心劣りして、「『されはよ』と、いとむけに、心にくき所なき御有樣を、
『うしろめたし』とは見るかし」と、おほす。評論集 狩と獲物 三島由紀夫。
いてたまひぬれは、人ゝ、すこしあかれぬるに、侍從、よりて、
「昨日の物は、いかゝせさせ給ひてし。中道を歩む心 鶴見祐輔 大日本雄弁講談社 昭和2年 古書 ヴィンテージ アンティーク。
けさ(今朝)、院の御らん(覽)しつるふみ(文)の色こそ、
にて侍(はへ)りつれ」と、きこゆれは、・・・《「あさまし」とおほして》


(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。J24021706〇経済小学 上下2冊揃 神田孝平 慶応3年〇和本古書古文書。



(2)・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。鈴木券太郎旧蔵書 英保良哲『救民天徳地福伝』(全二巻二冊揃)宝永元-3年刊 江戸時代和本 東洋医学 漢方 医書 本草学。


《「源氏物語」若菜(わかな)下の巻》

《准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君》

《女三の宮(朱雀天皇の皇女・源氏の君の正室)のご懐妊を乳母が気づく》

《女三の宮のご懐妊、柏木から宮あての恋文を源氏の君が発見》

《小侍従は、あまりのことにまったくもって胸がどきどきと高鳴るような心地がする。瞽使者 全2冊 ジュール・ヴェルヌ/羊角山人訳 森田文蔵。
殿(源氏の君)が御粥(かゆ)など召しあるほうには》・・・・・・・目もゆかず、
(小侍従)「いや、いくらなんでも、まさかあの人(柏木)からの手紙ではあるまい。西国三十三所巡礼道のり (仮題) 江州表具屋版。
いやまったく大変なことではないか。橋爪五兵衛編『伊勢名所古図』明治27年 西井斎蔵他刊(三重県伊勢度会郡)彩色木版画全10枚揃・元袋付 伊勢神宮などを描く。そんなことのあろうはずがない。山縣千樹編『華北に於ける現存諸部落(自然村)の発生』民国30年 国立北京大学農村経済研究所刊(中国・北京特別市)中国華北の農村研究。
あれはきっと宮(女三の宮・源氏の君の正室)がお隠しになったにちがいないから」
と、小侍従は、しいてそう思おうとする。武者小路実篤自画賛幅 「寿 万年青」 武者小路実篤。
宮(女三の宮・源氏の君の正室)は、何もお気づきにならずまだお寝(やす)みでいらっしゃる。ピーターバラ 中世動物譜 全3冊 C・D・ハメル/L・サンドラー解説。
殿(源氏の君)は、
(源氏の君)「まあ、なんとたわいないことか。船水清著 米澤小蘭・福士夕湖書『句集 海原鈔・山並鈔』(全2冊揃)限定100部 昭和57年 緑の笛豆本の会刊(青森県)。
こんなもの(柏木からの恋文)を散らして置かれて。『囃謡・外囃諷』(全2冊揃)宝暦10/12年 鳥飼市兵衛他刊 江戸時代和本 能楽 謡本 お能。ほかの人が見つけでもしたら」
とお思いになる。楓井純(古斎楓井)『古斎詩抄』昭和2年刊 土井ごう牙の次男の漢詩集 三重県津市郷土史料 龍津寺 土井古斎 楓井古斎。それにつけても、殿(源氏の君)は、
宮(女三の宮・源氏の君の正室)を見下げたいお気持になられて、
(源氏の君)「やはり案じていたとおりだ。No.672 昭和11年 1936年 新選 国漢参考図録 帝国書院。
まるでたしなみのないお人柄を気がかりには思っていたのだが」
とお思いになる。長谷川伸旧蔵書 加藤泰邦編 猪熊文子他文 猪熊弦一郎装丁及挿絵『こひつじ』昭和9年刊 加藤泰昭追悼文集。
 殿(源氏の君)がお出ましになったので、女房たちも少し下がってしまうと、
侍従が宮(女三の宮・源氏の君の正室)のおそば近くに寄ってきて、
(小侍従)「昨日のあのお手紙はどうあそばしましたか。中野菊乃『能面使用別一覧』昭和40年 私家版 能楽 お能資料。
今朝、院の殿(源氏の君)のごらんになっていたお手紙の色がよく似ておりましたが」
と申しあげると、・・・・・《宮(女三の宮・源氏の君の正室)はあまりに意外なことと
 びっくりなさって、ただもう涙があとからあとからあふれ出る》

備考1・源氏の君は先天的な優秀性のゆえに帝の寵愛を受けた。俳書/写本/芭蕉150回忌追善句集/花供養?/於円山安養寺端之寮/序:春藤鳳兮鵞、孤山他/跋:片家史也/天保14年3月12日/2冊。現在は、准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得ている。f23100824〇今世名家文髄 初・二集 4冊揃 南保重英編 星野松藏出版 耕文書屋藏 明治12年〇和本古書古文書。

備考2:冷泉天皇は桐壺天皇と藤壺中宮の皇子としているが実際は源氏の君と藤壺の皇子。HH-8982 ■送料込■ 絵本曽我物語 全10冊揃え 享和3年 江戸時代 木版画 浮世絵 絵入り 日本史 伝記 和書 本 古本 古書 古文書 /くJYら。東宮(皇太子)は、今上天皇として即位し、今上天皇と明石女御の御子は、源氏の君の孫、のちに次期天皇として即位する未来が開け源氏の君の栄華が際立つ。とし頃 名婦之里 六編 皓井園主人。

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。柳亭種彦(高畠藍泉)作 尾形月耕木版画『女夫髷操競 名器の茶入名妓の古跡 上巻』明治18年 共隆社刊 明治時代和本。
禁裏(京都御所)で書かれたものです。中村秋香『足立少尉』明治39年 手島知徳刊 日露戦争・旅順攻囲戦で戦死した農学士・足立美堅の伝記。


(2)・自筆の「英訳文」は次の通りです。陸奥会津藩領田川村古文書●天和3年(1683) 越後国魚沼郡田川村新田検地帳 84丁 魚沼郡田川村 現在の新潟県魚沼市 231118。


《New Herbs Part Two(若菜・下)》

She quite forgot about breakfast. It could not be.
Nothing so awful could have been permitted to happen.
Her lady absolutely must have hidden it.
The princess was still sleeping soundly.
What a child she was, thought Genji, not without a certain contempt.
Supposing someone else had found the letter.
That was the thing: the heedlessness that had troubled him all along.
He had left and the other women were some distance away.
"And what did you do with the young gentleman's letter?"
asked Kojiju. "His Lordship was reading a letter that was very much the same color."


英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)



(2)・自筆の「中国語訳」は次の通りです。教育史教科書 中島牟次郎 明治三十六年 古書 アンティーク。


《若菜・下》

早粥,私心自慰道:“不会,不会!不会是那封信。地震聚報 (濃尾大地震) 小室屈山著 山口二郎編。
里会有等可怕的事情!公主一定早已把那信藏了。『築山庭造伝 前編』(2冊=上中巻)享保20年序 文金堂蔵梓 青山花茂本店旧蔵(「花茂本店北野家図書印」)江戸時代和本 造園書 日本庭園。”
三公主无心无思,在那里睡。滝原章助画稿 『とおりゃんせ』 滝原章助。源氏看了信,想道:
“!小孩子真不事!西随便乱,叫外人看了怎得了!”
他心里看不起三公主,接着想道:
“果然不出所料。写本 宋徳老人著 平手重庸追考『昔伝拾要追考鈔』(全3巻1冊)享保6年 服部友若写 江戸時代写本 有職故実書。此人度很不重,我早知道要出事的。チャールズ・キングズリー著 皆川正禧訳『希臘勇士譚 英和対訳 巻一』明治37年 内外出版協会刊 小泉八雲・夏目漱石に学んだ英文学者。”
源氏出之后,侍女也都散去。長谷川伸旧蔵書 (中国・清)林幼蓮著 岸田吟香序 大田信儀編『福戦実録 全』明治17年刊 明治時代和本 清仏戦争 福州海戦 中国史。小侍从便走到三公主床前,
道:“昨天那封信里去了?今天早上大人在看一封信,
信的色很像那一封。大田垣蓮月短冊 つる 大田垣蓮月。”三公主知道了,眼泪淌个不住。泰平万代 大成武鑑 全5冊 出雲寺万次郎蔵板。


中国訳文の出典:『源氏物(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)


「若菜・下の巻」原本の末尾(原本番号107-B)の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印

中央の写真(右から2番目)の写真が「源氏物語」若菜・下の巻の末尾(原本番号107-B)の押印。専正立華 華道池坊第42世専正。
左下の四角の大きな印は仙台・伊達家の家紋の印(竹に雀)
家紋の上2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)の印。全8巻合本 『浮世絵志 創刊号~第32号 揃い』 芸艸堂 昭和4~6年 和本 古書 古文書。冬姫は内大臣・通誠の養女。Bb2344-セット 本 物語支那史大系1~12巻 4巻欠 11冊セット 早稲田大学出版部 編 早稲田大学出版部。
冬姫は通称。東京新繁昌記 初編〜六篇 全6冊。正式な名は伊達貞子。志賀理斎著 柳川重信画『理斎随筆』(全6冊揃)天保4年 山城屋佐兵衛他刊 江戸時代和本 浮世絵師 絵入本 随筆集。2つとも貞子の印。一言堂義視著 一寸子高明画『中将姫物語前編』(全五巻五冊揃)嘉永5年 今津屋嘉兵衛蔵板 江戸時代和本 読本。左端の写真は「若菜・上の巻」末尾の拡大写真。荻田筱夫『世界乃富 一名産物往来』宝文堂刊 明治時代和本 長谷川貞信彩色木版画「神港の交市盛大にて各国舩泊の図」入 神戸港。
左上端の細長い落款は、「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」の漢詩文の印。土生柳平(点注)『戦国策』(全15冊揃)明治16年山中出版舎刊 前漢時代劉向編の春秋戦国時代論 中国史 明治時代和本 唐本漢籍和刻本。漢詩文の右の2つの印のうち、下は出雲藩主・松平治郷(不昧公)の正室・方子(よりこ)の印。石田敬起著 藤原光孚他画『改革根元録』天保2年刊 江戸時代和本 西本願寺の財政再建「天保の大根屋改革」浄土真宗 仏教書 仏書。方子の上の印は方子の娘・幾千姫(玉映)の印。藤田徳太郎撮影『自然 朝霧と靄之部』明治41年 石敢堂刊(京都市)明治時代の風景写真集。右上の印は仙台藩医・木村寿禎の落款。健民と防疫 2冊揃 井口信海 昭19 医学書 外科内科精神科病理学産婦人科生理学看護学医療西洋医学東洋医学漢方 戦前明治大正古書和書古本 OP。右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。大日方美代理編『佐久間象山先生遺墨集』昭和7年 佐久間象山先生遺墨顕彰会刊(初版本)。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)


自筆の疎明資料等は、下記の通りです。岐阜県管内実測新地図 宗孟寛編。



(Ⅰ)・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料 別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」(平凡社・刊)78頁。希少 当時物 多摩町誌 昭和四45年12 月 20 日印刷 編集 多摩町誌編さん委員会 多摩町役場発行。筆者は近衛関白政家公。大経 四十八願和訓図会 全5冊揃 文久元年 京都九書房合梓 釈諦浄述。中央の写真は、応永五年(1398)の年号。藤原清輔『清輔袋草紙』(全4冊揃)貞享2年 中川弥兵衛他板 平安時代・保元年間の六条家流歌人の和歌論 歌学書 江戸時代和本 平安文学。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)。安曇野の四季 木村茂銅版画集 木村茂画。左の写真は、桐壺の巻の奥付。微行者イエス 赤岩栄 昭12 日本基督教団 日本共産党 椎名麟三 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント 戦前明治大正NV。左大臣から関白に昇進した近衛基熙(もとひろ)公の花押。煎茶早指南 嵐翠子著 永楽屋板 江戸後期頃写刊 茶道 和本 古文書。上下2段の花押のうち、上の印は。加州藩知行姓名録 塩喰村中島氏控へ。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款(印譜)


「自筆の画像断層(MRI)写真」


(出品した自筆の「断層画像写真」(若菜・下の巻)MRI 35―79B
自筆下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子(よりこ)と娘・幾千姫(玉映)の落款



「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」


1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。空海『吽字義』江戸時代和本 仏教書 仏書。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
【天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行】
4番目の写真は、「日本史の茶道」千利休の孫・宗旦と近衛基熙の茶の湯の交流」120頁(淡交社刊)
5番目の写真は、近衛基熙が、御所で第111代・後西院天皇を主賓に茶会を開催した記録「公家茶道の研究」55頁(谷端昭夫・著)


「源氏物語」「若菜・下の巻」絵図、茶室関係資料

下記写真1番目は、「源氏物語屏風(若菜・下)」(源氏物語絵巻)

朱雀院(前朱雀天皇)の五十の賀を祝い女三の宮、紫の上、明石女御が演奏する「女楽」の有名な場面
上の女性三人のうち右から紫の上は和琴、明石の女御は箏、女三の宮の琴。趣■ 装劍奇賞 全7冊揃 全巻セット 松山堂 稲葉新右衛門 天明元年元版 裝劔竒賞 和綴本 刀剣 日本刀。
手前の後ろ姿で琵琶を弾いているのが明石の君



上から2番目の写真は、「淡交」別冊(愛蔵版・№71 『源氏物語』特集)

上から3番目左右の写真は、茶会における大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」を茶道具として用いた茶室の事例




大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵(断簡)を出品
商品説明(来歴)大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。BB-8874■送料込■初版本複刻 竹久夢ニ全集 夢二画集 春の巻 三味線草 絵入歌集 他 ほるぷ出版社 複刻 本 印刷物 13冊まとめて/くOKら。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を書いてある。HH-8980 ■送料込■ 日本女礼式大全 上下巻 明治30年 水野年方 富岡永洗 木版画 浮世絵 料理 香道 和書 本 古書 古文書 印刷物 /くJYら。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷(不昧公)の正室・方子(よりこ)に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。河井醉茗新詩集 紫羅欄花 河井醉茗。

漢詩文原本自筆上部に「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という。水原秋桜子幅 筑波山縁起 水原秋桜子。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕(退官)するという「白氏文集」の漢詩文に由来するものです。御家中以呂波分 (尾張藩分限帳) 全2冊。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。『尚古造紙挿』(全2巻2冊揃)文政13年 鶏鳴舎蔵版 江戸時代和本 編者未詳の絵入随筆集。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠(かふふり)を懸(か)けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。童子智恵袋 近道子宝 文政5年 寺子屋 江戸時代 検) 古書和書古本和本古文書写本 NT。紫式部は「若菜・下の巻」を書くに際し、漢詩を熟読したうえで原文を書いていることがわかります。『兒訓孝經繪抄』正徳4年 銭屋庄兵衛刊 江戸時代和本 往来物 児訓孝経絵抄。また、原文中の上部に「篆書(てんしょ)体」の落款を入れたのは、仙台藩の藩主の正室・仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)、通称伊達貞子か出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子(よりこ)と娘・幾千姫(玉映)のいずれかと推定されております。民家童蒙解 全5冊。

漢詩の落款の意味原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。【タイトル】 禅宗無門関私鈔 上下 【著者】 規伯玄方 ( 自雲 ) 編 ◆ 無門關鈔 禪宗無門關私鈔 無門関鈔 慧開 hui kai ◆。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。国朝古文所見集 陳兆麒 天保15年 5冊揃 江戸期 漢文漢学漢詩国学中国史漢文 春秋戦国時代 孟子孔子中華王朝 清名家古文所見集 古書和書 NY。 特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。大日本切図 中国四国之部 小林監峻編。 「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会(ばんさんかい)」とも言われます。筆法初傳。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。下村実栗絵短冊 12枚一括で 下村実栗。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)することです。奸雄の末路 リットン著 吉田熹六訳。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。伊勢国大絵図(内題細見伊勢国絵図) B 吉野屋仁兵衛他板。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。四十八願得聞鈔 全四巻。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。古書 『 風俗画報 明治文献復刻版 第14分冊 (314号~331号) 18冊揃 訂正挿絵7枚付き』朝倉治彦校訂 ケース入り 1975年 明治文献発行。 落款の「讃」の元になるその原文の個所には、
「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という漢詩文の落款が押捺されている。忠孝歌舞伎十八番 全21枚 三世長谷川貞信画。この漢詩は「白氏文集」の漢詩に由来するものです。J836●詩集 書法集 書道 集帖 散頁 書道集錦 書 書画 古美術 和本 古文書 現状品 長さ:約46cm。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。趣味 第一巻第一号(創刊号) 坪内逍遙他。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【古書】縄文のデザイン 縄文土器影象 武居 幸重 土器。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。富田永世輯録『上野名跡誌』限定200部 明治18年序(非売私家版)明治時代和本 和装活字本「活版上野名跡誌限二百部」上野國史料 上野国。


自筆の希少価値について自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。半田山人作 北尾重政画『教外別伝笑戯自知録 諸葛孔明秘伝』(全五巻揃)文化14年序 玉厳堂 江戸時代和本。上の「拡大断層(MRI)写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。古文書 板谷波山 書簡 湯山保寿 宛 茨城県 出身 陶芸家 歴史資料 (レターパックライト発送)。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。意之内鏡 壹 江戸時代 安政 歌舞伎浄瑠璃 検) 古書和書古本和本古文書写本 NT。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。岩下羆撰『冕服図帖』(全3冊揃)明治40年芸艸堂刊 彩色木版画譜 天皇・皇族礼服集 神道史料 天子御礼服 天皇礼冠 公家 染織図案集。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。葉栄鐘編『林獻堂先生紀年集』(全3冊揃)民国49年 林獻堂先生紀年集編纂委員会刊(台湾台中市)線装本。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。v△△発行年不明 俳諧季寄 是々草(これこれ草) 上下巻 2冊揃い 芭蕉翁所藏蛙嚢圖 山田茂助蔵 加藤正得 加藤正修 無刊記 和本 古書/R06。撮影後、展示のために再表装をしております。たびまくら6冊 たらちねとまご子 艸山孝心集 王陽明百首 姉崎正治。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。『未刊浮世絵美人名画撰 古法純手摺木版画』(手摺浮世絵木版画全24枚揃)昭和42年頃 アダチ木版研究所刊 大判錦絵 美人画 遊女 花魁。

断層(MRI)写真従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。栗原信充編『増修続王代一覧』(全十巻十冊揃)嘉永4年 河内屋茂兵衛他刊 江戸時代和本 安土桃山時代通史 日本史書。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。顔真卿書蹟集成 全五冊。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。戦前 明治 35年 当時 物 騎兵 第四連隊 内務規定 非売 希少 本 日本 軍隊 風紀 勤務 検査 物品 演習 規則 時代 歴史 研究 資料 古 書 珍 品。

寸法「源氏物語」自筆の大きさ タテ21.8センチ ヨコ12.8センチ。2E1-4 (たのしいお茶を/続、たのしいお茶を/叉続、たのしいお茶を 3冊セット) 一部函付 石川隆一 限定300。額縁の大きさは タテ37.0センチ ヨコ28.0センチです。基督教的焦燥小田切信男 昭25 聖書主義 キリスト教 基督教 新約聖書旧約聖書 検)神学宗教学カトリック教会プロテスタント教会宣教師OA。額縁は新品です。リマジナシオン  L’IMAGINATION 司修銅版画集 司修。

「源氏物語」の自筆について1・筆跡の分析について
 国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。臼井喜之助(臼井喜之介)編 百田宗治序 西村陽吉序詩『新生第一詩集』昭和12年 新生同人社刊 高橋隆寿直筆献呈署名入(広瀬栄一宛)。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。仲田顕忠輯『類題武蔵野集 二編』(全2冊揃)安政4年 山城屋佐兵衛他刊 江戸時代和本 江戸の歌人の短歌を集めた類題歌集 和歌書 和歌。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。一日集 詩集 丸山薫。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。女人散らし書き C。

2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。恩寵に育まれて 谷口茂寿 昭7 玉川聖学院 日本基督教団キリスト教新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン戦前OB。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。幕府領(出雲崎代官所)万条新田村古地図古文書●文化14年 公裁書一件 63丁 南魚沼郡万条新田村 現在の南魚沼市 240304。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。亀田鵬斎『候鯖一臠』(全5冊揃)天保13年 善身堂蔵版 江戸時代和本。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。蒲生郡第四区牧村算用簿 滋賀県蒲生郡近江八幡市。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。Y066 時雨供養集 古池教会 明治43年 古書 レトロ コレクション。

3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。字血句涙 回天之弦声 全2冊 蘆田束雄。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。1884年 駒池義戀柵 朝日影芦邉眞鶴 玉置清七 歌舞伎 古書 和本  明治17年 アンティーク。

4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。名古屋新聞 計14冊。母は後水尾天皇皇女女二宮。言語の研究と古代の文化 文学博士/ 金澤庄三郎著■弘道館■大正二年 アイヌ 古代文化  蒙古満洲及朝鮮語と国語との関係 日鮮共通の古語。実母は近衛家女房(瑤林院)。送料込み 大正13年7月 中央文壇 創刊号 表紙 竹久夢二 青年公論社。幼名は多治丸。松平康国『破天荒斎小稿』明治26年序刊 明治時代和本 長崎出身の漢学者の漢文集 破天荒齋小稿 松平康國。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。真宗意得鈔・因果鈔・信行一念鈔・念仏往生義など  仏教 元禄3年 検)仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 江戸時代 古書和書古本NR。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。野田理一『日野椀の転生』限定120部 昭和47年湯川書房刊 総手漉和紙本 奥州の漆工芸・日野椀と秀衡椀の関係を解き明かした漆芸論。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。高橋阿伝夜刃譚 全8編24冊。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。上田貞治郎編『分邦詳密万国地図』明治19年 青木嵩山堂刊 古地図 銅版アトラス 銅版画。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。浮かれ女盛衰記 上中下巻 バルザック著 寺田透譯 昭和23年発行。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている

HP近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。山田耕筰著作全集 全3巻 全巻揃い 岩波書店 書籍 古本 古書TS1Y。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。内藤広前旧蔵書 写本 新井白石「画工便覧」(全6巻揃/合1冊)江戸後期写 江戸時代和本(写本)大和絵師や狩野派など画家系譜書 日本美術史。

ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。絵本敵討岩見英雄録 全7冊+後篇全7冊 水原玉藻画 嘉永元年刊 古書 和本 アンティーク 侍 岩見 重太郎・重左衛門  1848  ②E。


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